年齢による勃起力の低下

最近ではすっかり一般的に定着したEDという言葉、日本語に訳すと勃起不全という言葉になります。この病気はその名称の通り、ペニスが正常に勃起しない症状が頻繁に起こる病気です。全く勃起しないことがEDだと一般的には考えられているのですが、これは大きな間違いで、性交中の途中で勃起しなくなる、つまり中折れの状態を頻繁に引き起こす人もEDですし、勃起するまでに通常よりも時間がかかるという人もEDだといっても良いでしょう。このように考えると、EDという症状に悩まされている人はとても多いという事が分かります。実際に日本人の男性の中で潜在的な人を含めてEDに悩んでいる人は1800万人にも上るとされています。日本人のうち実に3分の1もの人がEDに悩まされているという事です。しかし、EDという病気を考慮しなかったとしても、年齢とともに勃起力が低下していくというのはごくごく正常な事なのです。この年齢による勃起力の低下には様々な原因があって一つではありません。

複数の原因が重なり合った結果、勃起力の低下という現象を起こしているのです。まず、大きな原因として考えられるのがストレスです。40代以降の年齢の人は、会社では中間管理職という会社の組織の中においてもかなり重要な位置に在籍していることが多いです。この中間管理職という立場は部長など、トップクラスの人のように権限があるわけではなく、トップの指示には従う必要がありますし、さらに下の人間を統括する立場にもあります。時には下の人間からの不平不満を受け止めなければいけないときもあるでしょう。そういった上下の板挟みを常に感じているため、最もストレスを溜めやすい年齢ともいえます。常にストレスを感じて緊張している状態というのは勃起することに関して大きく影響を及ぼすのです。また、別の理由として、40代以降から急速に進む血管の動脈硬化という症状が挙げられます。勃起するためには大量の血液がペニスに流れることが必要不可欠なのですが。血管が硬くなって血液がペニスにスムーズに流れなくなると、まずは固くなるまでに時間がかかるようになりますし、せっかく硬くなっても血液が十分に流れ続けないために中折れを起こしやすくなります。こういった症状がさらに進むと深刻なEDの症状を引き起こす引き金となるわけです。ですから、動脈硬化気味の人はペニスの機能不全を防ぐためにも早めの対策が必要だというわけです。

男性ホルモンの減少

また、年齢を重ねる事で起こる男性ホルモンの減少というのも勃起力が低下する大きな原因の一つです。男性ホルモンは20代をピークにして、徐々に分泌量が低下するといわれています。20代をピークにして、だいたい1年に1パーセントから2パーセント分泌量が減るとされています。この数値に当てはめると、40代の場合は20代のピーク時に比べると20パーセントから40パーセント男性ホルモンが低下しているという事になります。男性ホルモンがこれだけ低下するのですから、勃起力がだんだん減退していくというのも納得できる結果でしょう。

性欲の減退

また、言うまでもなく勃起というのは性欲とは切っても切り離せない間柄です。極論から言えば、男性は女性の裸であったり、性的に興奮するものを見ることでペニスが固くなるわけですが、年齢を重ねるとこの性欲自体が減退していきます。年齢を重ねるにつれて性欲が減退する原因としては、先ほど書いたような男性ホルモンの減少であったり、ストレスのほかにも性生活のマンネリ化が挙げられます。30代や40代ともなれば夫婦になってからかなりの年月を共にしているわけですから、なかなか興奮するきっかけというものが出来にくくなります。たまには普段と違う事をしたりして性生活のマンネリ化を防ぐことで性欲を維持することは可能です。