お酒やたばこのせいで勃起が持続しない

本来、勃起は性器を通る血管が拡張することによって起こります。けれども、勃起不全(ED)になってしまうと、勃起が起こらなくなったり、起きてもすぐに萎えてしまいます。EDの原因としてはいくつかありますが、主に筋力の低下、血流の悪化、ストレスや緊張などによって起こるといわれています。というのも、性器を起こすために必要な筋肉の力が弱かったり、血管が十分に拡張できないと、勃起を起こすことができません。また、ストレスや緊張などにより性欲が抑えられたり、神経のバランスが崩れたりすると命令をしっかりと送ることができなくなってしまいます。

EDは血流の悪化によって起こります。そして血流の悪化の原因として代表的なのが、「たばこ」です。たばこにはニコチンやタールなど、様々な物質が含まれています。これらの成分は、体の様々な部分に悪影響を及ぼします。まずニコチンですが、これは血管収縮の働きがあります。つまり血管が十分に拡張されなくなってしまうため、勃起も起こりづらくなります。次にタールですが、これは交感神経を強める働きがあります。少しだけなら興奮を強めていいのですが、繰り返し交感神経を無理やり強めてしまうと、今度は自力で神経のコントロールをすることができなくなってしまいます。自律神経が崩れてしまうと命令をしっかりと送ることができなくなってしまいます。また、タールには一酸化炭素も多く含まれています。一酸化炭素が多いと、酸素が十分に運ばれなくなってしまいます。すると筋肉が酸素不足になり、十分に働けなくなってしまいます。このように、たばこには筋肉や血管の働きを弱める効果があります。

では、血流の流れを良くするお酒はどうなのでしょうか。お酒の場合、適量だと緊張を和らげ、特に心因性のEDに高い効果があります。さらに、血液の流れも良くなります。けれども、過剰な飲酒は血流が良くなりすぎてしまい、十分に血管を拡張することができなくなってしまいます。さらに、アルコールには中枢神経をマヒさせ、性欲を抑えてしまう可能性もあります。

このように、お酒やたばこは勃起を持続するために必要な働きを阻害させてしまいます。また、EDを薬で治療している方の場合、さらに注意が必要です。ED治療薬の中には、血流を良くする効果があるものもあります。たとえばお酒と一緒に飲むと、血流が良くなりすぎてしまい、低血圧や貧血になる恐れがあります。一方たばこと一緒に飲むと、効果が相殺されてしまいます。

お酒を飲みすぎると勃起力が弱まる

少しの飲酒なら、心因性EDの発生原因となる「緊張」を弱めることができるため効果がありますが、過度の飲酒は逆に、勃起力を弱める原因となります。これには、お酒に含まれる「アルコール」が関係しています。まずアルコールには、中枢神経の働きを弱める効果があります。眠くなったり、気持ちの抑制がうまくできなくなるのはこのためです。そして、アルコールは性欲も抑えてしまうことがあります。また、アルコールは血流を促進させる働きもあります。本来、勃起するためにはある一定時間血流を留めておく必要があります。しかし、血流が良すぎると勃起に必要な血流も流れてしまいます。

たばこは勃起に悪い

たばこには、ニコチンやタールなど、様々な物質が含まれています。これらが勃起に悪影響を及ぼすことになります。ニコチンには、血管収縮の働きがあります。勃起を起こすためには血流が必要なため、流れが悪くなると勃起が起こりづらくなってしまいます。また、ニコチンは交感神経を優位にする働きもあります。たばこを多く吸うと、それだけ神経のバランスも悪くなってしまうため、勃起にも悪影響を及ぼします。

一方、タールには一酸化炭素が多く含まれています。タールはヘモグロビンと結合、筋肉が必要とする酸素が十分に運ばれなくなってしまいます。また、酸素が十分に運ばれないと、血管収縮の原因にもなってしまいます。なお、ニコチンやタールはたばこを吸った時に出る煙にも含まれています。そのため、たとえ男性が吸っていなかったとしても、パートナーの吸っているたばこの煙によってEDに陥ってしまう危険性もあるため注意が必要です。